gegetomさんの感想、レビュー
野球に関わる人にとって、甲子園とは様々な想いをもって語られるワードだろう。それぞれ甲子園との関わりには濃淡があったとしても、やはり特別なワードだ。この本には甲子園との関わりが濃いものから淡いものまで10の物語が描かれている。でも実際には10どころか、野球に関わる人の数だけ甲子園にまつわる物語があるはずだ。8月終わり、熱い闘いに決着がつき甲子園閉会を告げるニュースに誰もが夏の終わり感じる頃、全国の球児は次の甲子園にむけた新たな物語を描き始める。まさしく『晩夏のプレイボール』。