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晩夏のプレイボール

晩夏のプレイボール

あさの あつこ/佐々木 こづえ

KADOKAWA

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作品紹介、あらすじ

野球を続けがたい現状に抗い、「夏の甲子園」を目指して野球に打ち込む者たちー。高3の夏、肩を壊した元エース・真郷と、過去にトラウマをもつ現エース・律は、心ひとつにして甲子園を目指していた…(「練習球」)。戦力不足に悩む彰浩と信吾の前に現れた転校生の有一は、無口で不器用だが、誰よりも才能豊かなピッチャーだった…(「このグラウンドで」)。他、「夏の甲子園」をめぐるドラマを描いた、10の傑作短編。

感想やレビュー

野球に関わる人にとって、甲子園とは様々な想いをもって語られるワードだろう。それぞれ甲子園との関わりには濃淡があったとしても、やはり特別なワードだ。この本には甲子園との関わりが濃いものから淡いものまで10の物語が描かれている。でも実際には10どころか、野球に関わる人の数だけ甲子園にまつわる物語があるはずだ。8月終わり、熱い闘いに決着がつき甲子園閉会を告げるニュースに誰もが夏の終わり感じる頃、全国の球児は次の甲子園にむけた新たな物語を描き始める。まさしく『晩夏のプレイボール』。

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