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らいかさんの感想、レビュー

清水朔「奇譚蒐集録」読了。 廣章(こうしょう)と真汐(ましお)コンビの今回の旅は信州へ。諏訪大社の近くで12年に一度開かれるという奇祭に巻き込まれる。 やはり清水朔さんの文体に慣れるのに少し時間がかかる。わかりづらい文章というわけではないのに読むペースが落ちる。内容が好きだからシリーズはずっと買ってるんだけどね。 シリーズを追うごとに真汐が成長していくのがわかって楽しい。前作の哀しい事件をもとに今度こそはと誓う真汐。ああ...。 その土地、その風土で育って来た土着の祭りに対し、外から来た人間がとやかく言うことはできない。でも、その祭りの意味・意義が本当に純粋なものであればだが。

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