ぶたにくさんの感想、レビュー
心に突っかかっていた何個かの蟠りが、著者の方の語彙と表現によって流れていきました。あの時抱いていた言葉にできない疑問も、ここで消化されると、無駄ではなかったのだと思いました。始めは少しついていけるのか不安になるような、先生と生徒の親密度だったのですが、内容にフォーカスを当てて共に考えていくので、全く気にならなくなります。内容も「言われてみれば不思議だ」とか「誰でも一度でも抱く疑問」だったり、「これから起こるかもしれない為に考えておくべき話題」だったりと興味深い話ばかりで、あっという間に読み終わりました。