ゾウの時間ネズミの時間
本川達雄
中央公論新社
作品紹介、あらすじ
動物のサイズが違うと機敏さが違い、寿命が違い、総じて時間の流れる速さが違ってくる。行動圏も生息密度も、サイズと一定の関係がある。ところが一生の間に心臓が打つ総数や体重あたりの総エネルギー使用量は、サイズによらず同じなのである。本書はサイズからの発想によって動物のデザインを発見し、その動物のよって立つ論理を人間に理解可能なものにする新しい生物学入門書であり、かつ人類の将来に貴重なヒントを提供する。
感想やレビュー
公式が多い本なので前半は断念しやすい難しい本でしたが、後半に向かうに連れて公式が減っていくので、完璧に公式を理解出来なくとも感覚的に理解出来るようになり、難しくもなくなりますし面白かったです。動物の見方が少し変わりました。興味があって辛抱強い方は読めると思います。