愚里虎さんの感想、レビュー
小林美桜と妃奈の姉妹は昔にレストランを経営していた父親を通り魔に殺害された過去をもつ。 それ以後母親は失踪し、姉妹はそれぞれの親族の家に引き取られて暮らすことに。 父親を殺害した佐神が出所したと妃奈から聞かされたところから物語はスタート。 大学の事務職で働く美桜、妃奈の保険金殺害の疑惑を晴らそうと奮闘するジャーナリスト志望の渚丈太郎。その彼女の真凜は高校時代に美桜を嘲笑っていた。堂守や金田など一癖も二癖もある登場人物。 物語が進むにつれ、回想シーンで幼き佐神と出会っていたのは美桜ではなく妃奈だったり、渚は自分が頼れる存在だと真凜にアピールしたいだけの暴力男で、真凜は美桜を無視しているかと思いきや、自分が殺されるのではと恐怖していただけだったり、堂守の用心棒の金田はちょっといいやつだったり、最後の最後の最後に真犯人が分かるが、渚と思わせといて、放課後クラブの青年と思わせといて、佐神はとっくに妃奈に殺害されていてら最終的には守衛さんが佐神の父親で美桜を殺害しようとしていたり、二転三転四転もする話でした。
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