唐木田探偵社の物理的対応
似鳥 鶏
KADOKAWA
作品紹介、あらすじ
実体を持った「都市伝説」が人々を襲い、年間数百人が命を落とす。対処方法はただひとつー物理攻撃だった。怪異駆除の専門業者・唐木田探偵社に入社した“ネズミ”は、あらゆる戦闘方法を叩き込まれ実戦に駆り出される。最前線の戦闘員は10年生存率25%で、特殊な事情を抱えた問題児だらけだった。死闘を繰り広げるうち同僚との間には不思議な絆が芽生えるが、被害は拡大するばかり。果たして探偵社の面々は原因を突き止められるのかー!?不安と恐怖が実体化した“新種の怪異”を、変人揃いの探偵社が撃ち抜く!
感想やレビュー
めちゃめちゃおもしろかった!!! とゆうより、完璧に私好みの話でした! 主人公のネズミくんは、突然茶褐色色の大きな月が見えるようになり、「思い出女」とゆう怪異に襲われるようになる。思い出女は、昔から知ってるような気がすると思い出の中に必ず現れ、少しずつ思い出が最近のものになっていきます。 赤ちゃんのとき、幼稚園、小学校、中学校、、、昨日、今日、さっき!とさっきまできたら、襲われるという何とも気味悪い怪異(都市伝説)です。 思い出女から助けてもらったのが、唐木田探偵事務所 豊後さん、フランさん、バンチさん、ナギさん、アラマタさん、雪華さん、社長、などなどの面々。 怪異を人知れず滅殺する探偵たち。 それぞれ、個性があって、個人武器も様々、この小説で初めて「方天画戟」を知りました。三国志のヒーロー呂布が持っている武器。 みな、それぞれ探偵になった経緯や働く意味があり、いろいろな怪異と戦っていく物語。 花子さんに1人殺られたのはびっくりしましたが、Anotherの不思議な感覚は味わえました。 また続編を読みたくなる!そんなお話でした。 似鳥鶏さんも趣味全開の話と言っていたので、続編に乞うご期待です。 ありがとうございました。