バーニング・ダンサー
阿津川 辰海
KADOKAWA
作品紹介、あらすじ
【テレビ、新聞、週刊誌掲載で話題沸騰!】 大衆を煽動する殺人犯vs. “猟犬”と呼ばれる元捜査一課刑事 「あの、私も妹も、交通総務課から来ました」。そう聞いて、永嶺スバルは絶句した。犯人を挙げるため違法捜査も厭わなかった捜査一課での職務を失い、異動した先での初日。やって来たのは、仲良し姉妹、田舎の駐在所から来た好々爺、机の下に隠れて怯える女性、民間人を誤認逮捕しかけても悪びれない金髪男だった。着任早々、異様な事件の報告が入る。全身の血液が沸騰した死体と、炭化するほど燃やされた死体。相棒を失った心の傷が癒えぬ永嶺は、この「警視庁公安部公安第五課 コトダマ犯罪調査課」のメンバーと捜査を開始する。彼らの共通点はただ一つ。ある能力を保持していることだったーー。 「すべての始まり」から、犯人の嘘は仕込まれている。 6作品連続「このミステリーがすごい!」ランクイン &「本格ミステリ大賞(評論部門)」受賞作家最新作。阿津川マジックが炸裂する、最高峰の謎解き×警察ミステリ!!
感想やレビュー
かつて同僚の田淵さん(パートナー)を失った永峰さん。彼は『入れ替える』というコトダマ使い ここでは、世界で100種類のコトダマがあり、『軽い』『読む』『聞く』『燃やす』『化ける』『真似る』などがある。 三笠課長を筆頭にコトダマ使いで構成された警察組織「SWORD」手のひらサイズの物から話を聞くことができる『聞く』心のなかで通じあえる『伝える』息を止めてるときに鋼鉄のようになる『固くなる』などの面々、捕まえるべきは火を自由に扱える『燃やす』のホムラと、対象の重さを軽くする『軽い』の山田 しかし!大どんでん返しで、犯人は三笠課長で、しかも、能力は『真似る』真似るの能力は、相手を殺すことで相手のコトダマの能力を使えるというもの。「過去にイーサンという人が使っていた能力」 ※コトダマは、この世に100個のみ、コトダマ使いが死んだら(殺害も事故死も病死も自死も全て)この世のどこかで誰かがコトダマ使いとなる。 三笠はホムラであった、森嶋さんを殺害した。 永峰と三笠の戦いは続くのか、続かないのか。 感想としては、面白かったけど、いろいろなコトダマ使いが出てきて、事件ごとにSWORDの面々が戦う方がいいなとまんが的な感じで考えていました🤣 でも面白かった。