ずーあさんの感想、レビュー
読み進めるうちに話が二転三転し、登場人物の印象がどんどん変わっていくのが面白いです。 先生の至に対する気持ちと至のお父さんに対する気持ちを考えたら涙が止まりませんでした…。 先生は特に息子を信じてあげられずに手にかけてしまったと考えると…どれだけの罪悪感に苛まれるんだろう、と…。 至もお父さんを尊敬していて、信頼していて、その上で最後の絵に「標本にしてください」と遺したと考えると切なくて切なくて…。 誰もが被害者で、そして、残酷だけれど哀しい物語でした。
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