nexさんの感想、レビュー
nex
読み終わってえぇ〜って言っちゃった 嫌な意味じゃなくて、あったかくて可愛らしくて幸せでユーモラスな終わり方だった
伊坂幸太郎
朝日新聞出版
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ゴッホとゴーギャンのやりとりには涙が出た マハは冴と同じく、不幸の中で死んだとされる2人が幸せだったという証明...というかがしたいんだと思う たゆたえども沈まずでもゴッホの最後は、苦しい中にも幸せがあったけど、ゴーギャンに殺されたゴッホは...精神が健やかな時に死ねて良かったのかな 奥さんもいて子供もいたゴーギャンは、愛娘も死に誰にも看取られず悲しかった
原田 マハ
中国を舞台に、世界的に大きな会社の社長兼コレクターと審美眼を持つ深澤真紅、画家を諦めたマッサージ師の話 マハの、実在する絵画にまつわる話は大好きなんだけど、それ以外はどうもドラマチックすぎるというか、先が読めちゃうというか、それでも十分面白いんだけど...妙に韓国ドラマの様な大袈裟な感じがなぁ...
原田マハ
芝に行くようになって、東京タワーが身近になったから自然に手が伸びた本だったんだけど、まさかの若い男と若くない人妻の不倫の話だった。 大学生の私だったら、詩史の大人な感じとか余裕に素敵と思ったかもしれないけど、今の私には恐怖でしかない。「一緒に暮らせないけど、一緒に生きてる」なんて言葉で透を縛って、覚悟のない女だと思った。浅野はきっと全然気付いているし、詩史も気付いていることを知っていて、それでも詩史は今の生活を手放さないとわかっているから泳がせているだけなんだと思う。 耕二の最後も怖かった。奪うまでがゲームでそこに愛はない。
江國 香織
森絵都久しぶりに読んだな。 大阪の釜ヶ崎っていうドヤ街?で暮らす僕が、金持ちの奥さん結子を主人公にした小説を書く話。 結子が破天荒で、でも過去の悲しい体験があっても明るく強く生きてる姿に美しさを感じるし、僕のハンディキャップに卑屈になるのはわかるけど、2人で生きていければいいなと思う。 また読み返すかもしれない
森 絵都