この女
森 絵都
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
釜ヶ崎のドヤ街に暮らす僕に、奇妙な依頼が舞いこんだ。金持ちの奥さんの話を小説に書けば、三百万円もらえるというのだ。ところが彼女は勝手気侭で、身の上話もデタラメばかり…。彼女はなぜ、過去を語らないのか。そもそもなぜ、こんな仕事を頼んでくるのか。渦巻く謎に揉まれながら、僕は少しずつ彼女の真実を知ってゆく。
感想やレビュー
森絵都久しぶりに読んだな。 大阪の釜ヶ崎っていうドヤ街?で暮らす僕が、金持ちの奥さん結子を主人公にした小説を書く話。 結子が破天荒で、でも過去の悲しい体験があっても明るく強く生きてる姿に美しさを感じるし、僕のハンディキャップに卑屈になるのはわかるけど、2人で生きていければいいなと思う。 また読み返すかもしれない