すだれさんの感想、レビュー
すだれ
不穏な登場のしかたをした神崎華は、やはりテンダネス門司港こがね村界隈の住人だった、というシリーズ第三巻。 圧巻は第三話だが、軽いタッチの第一話も捨てがたい。『いせマス』と『ゴブ嫁』は本当にありそうで怖い。光莉さん、好き。
町田 そのこ
新潮社
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異能を操る人々が突如出現した世界。その特殊な設定が見事に生かされた、ミステリーの傑作。 チームで事件を解決する展開も好みだった。
阿津川 辰海
『夜明けのはざま』のプロトタイプのような物語。連作小説。 本当に上手な作家だと、改めて惚れ惚れする。
幕末の時代の変わり目を生きる市井の人々が愛おしい、シリーズ第十弾。 桜田門外の変、水戸斉昭の死、ヒュースケン暗殺と、幕藩体制の揺らぎを感じさせる事件が起こるなか、料理人としておやすはついに一本立ちする。紅屋の台所で働くのはこれまで通りだが、奉公人から雇われ人になると待遇が違うのだな、と興味深かった。 女の料理人が珍しかった時代、おやすを守り育てようとする周囲の人々の温かさにほっこりする。
柴田 よしき
人生は美味しいものと本でできている。 珊瑚さんと美希喜ちゃんのバディぶりも好ましいシリーズ第二弾。
原田 ひ香