チェリーネネ🍒さんの感想、レビュー
剣道界では「神童」。でも、人間関係にとことん不器用で、そのうちに祖父の死を機にして竹刀を握れなくなってしまった。そんな彼が出会ったのは、「槍道」、槍で戦う競技だった。 印象に残ったフレーズ 「たぶん、夢のじいちゃんにそう言わせていたのは、僕の心なんだと思う。あれはきっと、自分自身の心の声」 自分の気持ちとは、本当に大切なのだな、と思った。時に原動力となって自分を突き動かしてくれるけれど、時に自分を縛り付け、夢にまで出てきて呪ってくる。 だからこそ、自分の声に耳を傾け、自分が一番、自分の「可能性」を信じてあげないといけないと思う。 天沢さんの作品は、「青春感」がある。人物の会話の一つ一つがキラキラした雰囲気に包まれていて、こんな青春を送りたい!と羨ましくなる。
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