チェリーネネ🍒さんの感想、レビュー
チェリーネネ🍒
とある町の活版印刷所と、そこを訪れる人々の心温まる物語。 印刷の歴史など、勉強になる部分も多かった。また、歴史あるものだからこその、人間関係だったり、美しさだったり、なんだか「綺麗な物語だな」と感じた。
ほしおさなえ
ポプラ社
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少しの生きづらさを感じる中高生の物語。 私は特に汐見夏衛さんの物語が好きだった。 「頑張るのは辛くない。頑張りを認めてくれないことが辛い」という泉水の思いに共感した。 頑張っていても、いつの間にか他の人の期待に押されて、いつしか頑張る目的を忘れてしまうことはある。 お母さんが「花丸」をあげるシーンは、少し泣いてしまった。
汐見夏衛、けんご、夏目はるの、天野つばめ、春登あき、春田陽菜
映画の情報を知って、興味を持って読んだ本。 スマホなどを使わない、ある意味古風な、恋愛模様を描いた作品。 映画の予告映像はとても美しくて、文体もそんな感じかな?と思って読んだら意外とそうでもなく、関西弁も出てきながらのテンポの良い文章だった。 最後の展開は、読めるようで読めなかった。切ない。幸せになってほしいな、と思った。
ビートたけし
「電子書籍化不可」という言葉をあちこちで聞いて、ずっと気になっていた一冊。読んでみて、その意味に納得。感動した。 私は、本当にラスト、全てが明かされるまで気が付かなかったのだが、気がついてから慌てて見返して、驚いた。 他の人の考察を見て、最後の『』が後書きに重なっているということを知り、ますます感動。 「世界で一番透き通った物語」この意味は、読んでみないと分からない。 作者の方や編集の方の、努力と労力に感服です。
杉井 光