トオルさんの感想、レビュー
トオル
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』の続編にあたる本作 短いページ数なのでさらっと読めますが、その中に『戦争の虚しさ』、『生の大切さ』、『受けた恩の返し方』などが詰まっていて考えさせられました。 読んで良かったと思える一冊です。
汐見夏衛
スターツ出版
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古今東西の様々な家族の形を少し怖い形で描いている作品を集めたアンソロジー。 初めて読む作家や、今とは雰囲気が少し違う作家の作品などを手軽に読むことができて面白かったです。 特にお気に入りは『本末顛倒殺人事件』と『裂けた繭』です。
若林 踏/赤川 次郎/小池 真理子/新津 きよみ/松本 清張/宮部 みゆき
銀座の老舗文具店『四宝堂』が舞台でのシリーズ第四作 本作も幅広い知識を含めた文房具の魅力と心温まる五編の物語から成る素敵な一冊でした。 この本を読んでいると、自分も今以上に頑張ろうと自然に思えてきます! 全部良かったのですが、特にお気に入りは『リボン』と『スクラップブック』。 最後の終わり方も気になるので、是非次作も出て欲しいです!!
上田 健次
母親が亡くなり父親は台湾出向で、家には子供しかいないながらも仲良く暮らす四兄弟(元太、福太、学太、良太)が地元の商店街で起こる事件を解決する『商店街Brother編』です。 別冊の『Sister編』で起こった事件を別の角度から見ており、二冊で一つの事件の全容が見えてくる試みが面白かったです。 学太と桃の仲良しさは微笑ましかったです。
井上 真偽
焼き鳥屋が実家の三姉妹(佐々美、都久音、桃)が地元の商店街で起こる事件を解決する『商店街Sister編』です。 三姉妹の会話はコミカルに展開されつつ、シリアスな場面ありと、メリハリがあって面白かったです。 別冊の『Brother編』と交互に読んでいましたが、四兄弟との絡みも時々あって良かったです。