あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。
汐見夏衛
スターツ出版
作品紹介、あらすじ
中2の涼は転校先の学校で、どこか大人びた同級生・百合と出会う。初めて会うのになぜか懐かしく、ずっと前から知っていたような不思議な感覚。まっすぐで凛とした百合に涼はどんどん惹かれていく。しかし告白を決意した矢先、百合から聞かされたのは、75年前の戦時中にまつわる驚くべき話でー百合の悲しすぎる過去の恋物語だった。好きな人に、忘れられない過去の恋があったら、それでも思いを貫けますか?愛することの意味を教えてくれる感動作。
感想やレビュー
この作品は、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の続編版です。あの花〜で登場する特攻隊の彰は、あの星〜では涼に生まれ変わり、百合と再会して恋するというお話です。この作品を読んで、言葉の表現力に感動しました。自分に欲しい言葉一つ一つが心に響きました。是非、沢山の人に読んで頂きたいと思いました。
ネタバレを読む
2
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』の続編にあたる本作 短いページ数なのでさらっと読めますが、その中に『戦争の虚しさ』、『生の大切さ』、『受けた恩の返し方』などが詰まっていて考えさせられました。 読んで良かったと思える一冊です。
1
一緒に居たい人と、ただ一緒にいる。好きな人と一緒に行きていく。 そんなシンプルな事が出来ない時代があったことを改めて感じた。今ある幸せが、多くの犠牲の上に守らせたことを忘れずに、目の前のことに感謝する気持ちを持ちたい。