すだれさんの感想、レビュー
すだれ
純粋で美しい友情というものを、久々に小説で読んだ気がする。 真以という人の魅力が際立っている。 小説自体は明るい話ではないし、荒も目立つが、この作者はこの先もっと良いものを書くのではないかという予感に満ちている。 次作に期待。
千早 茜
KADOKAWA
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『真相をお話しします』が傑作だったので読んでみたが、少し期待値が高すぎたか。 料理配達人を主役に据えたのは目新しかったし、シェフの設定も良かったのだが、それらを生かしきれていないように思った。 次作に期待。
結城 真一郎
魔女シリーズ最新作。 登場人物は多いが読者を混乱させることもなく、500頁超の長編をだれずに最後まで読ませる力量はお見事。 星川さん、相変わらず頼りになります。
大沢 在昌
まさかの喋る乳酸菌登場小説。 明治ブルガリアヨーグルト50周年を受けて執筆された、いわば御用小説だが、乳酸菌の語りがちょこちょこ挿入されるお陰で、紛うことなき娯楽小説に仕上がっている。 阪神大震災のときに被災地に社員が駆けつけた話や、「ブルガリア」ヨーグルトになるまでのエピソードも熱い。 読後、無性にブルガリアヨーグルトが食べたくなった!
宮木 あや子
少年少女向けとは言いながら、算数のひっかけが簡単すぎる。いまどきのひねた子供はもう少し賢いと思う。 物語もあっさりしていて物足りない。
結城真一郎