ひきなみ
千早 茜
KADOKAWA
作品紹介、あらすじ
小学校最後の年、瀬戸内の島で葉は真以に出会った。からかう男子から守ってくれたことを機に、真以に心を寄せ始める葉だったが、真以は何も告げないまま島に潜伏していた脱獄犯の男と姿を消してしまった。裏切られた痛みを抱えて東京に戻り大人になった葉は、上司からのハラスメントに身も心も限界を迎えていた。そんなとき、真以に似た人物をネットで見つけ、激しい動揺に襲われるー。会いたい。今すぐ会って、訊きたい。あの日一体なにがあったのかを。なにも言わずに、いなくなってしまったわけを。
感想やレビュー
純粋で美しい友情というものを、久々に小説で読んだ気がする。 真以という人の魅力が際立っている。 小説自体は明るい話ではないし、荒も目立つが、この作者はこの先もっと良いものを書くのではないかという予感に満ちている。 次作に期待。
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8/18読み終わり。うーん、私にはわからなかった…。子供の設定の小説が合わないのかも。「光のとこにいてね」とかぶる。両親に問題を抱え祖父母がいる島に連れて来られた2人が小学生時代に出会う。葉(よう)と真以。逃亡犯と2人で島を出た真以と大人になってから再会。葉は、職場のパワハラで少し病んでいて、真以の心の支えで立ち直ることができる。今度は違うテーマのを読んでみよう。