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くっくさんの感想、レビュー

著者は戦後食わせてもらう屈辱を味わい、実母から愛という名の支配を受けていたことから、フェミニズムの道を進み、母もまたこの社会構造の被害者であったと気づく。 炊事洗濯、掃除、育児介護、家業など一手に任された先人女性たちの苦悩や苦労の皺寄せが子に向かってしまった例は無数にあるんだろうなと感じた。 仮に結婚したとして、配偶者を主人とは決して呼びたくない。従属関係ではない。 この本が書かれた30年前とは異なり、昨今の風潮は女性らしさからの解放とともに、これまで求められてきた男性性への理解や解放も脚光を浴びつつある。フェミニズムは女性を優遇しろと叫んでいるのではない、男女ともに自分らしく生きれる社会を渇望しているのだ。

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