君のクイズ
小川哲
朝日新聞出版
作品紹介、あらすじ
面白すぎる!! 驚くべき謎を解くミステリーとしても最高だし、こんなに興奮する小説に出会ったのも久しぶり。頼まれてもいないのに「推薦コメントを書かせて!」とお願いしてしまいました。小川哲さん、ほんとすごいな。--伊坂幸太郎氏一度本を開いたらもう終わりだ。面白すぎてそのまま読み切ってしまった。熱くて、ワクワクして、予想もつかない感動が襲ってくる。ミステリーでも、バトルものでも、人生ドラマでもある。でもそれだけじゃない。ジャンルはたぶん「面白い小説」だ。--佐久間宣行氏 * * * *『ゲームの王国』『嘘と正典』『地図と拳』。一作ごとに現代小説の到達点を更新し続ける著者の才気がほとばしる、唯一無二の<クイズ小説>が誕生しました。雑誌掲載時から共同通信や図書新聞の文芸時評等に取り上げられ、またSNSでも盛り上がりを見せる、話題沸騰の一冊です!ストーリー:生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たすという不可解な事態をいぶかしむ。いったい彼はなぜ、正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになりーー。読めば、クイズプレーヤーの思考と世界がまるごと体験できる。人生のある瞬間が鮮やかによみがえる。そして読後、あなたの「知る」は更新される! 「不可能犯罪」を解く一気読み必至の卓抜したミステリーにして、エモーショナルなのに知的興奮に満ちた超エンターテインメント!『地図と拳』にて第168回直木賞を受賞した小川哲さんの、 新たな魅力あふれる極上のエンターテインメント作品であり、もう一つの代表作です!
感想やレビュー
クイズプレイヤー小説 すらすら読める
クイズという今まで知らなかった世界の話。クイズによって人生を切り開く人がいるというのが新鮮。主人公にとってのクイズのようなものが、それぞれの人にあるのだろう。
なかなか読み進められなかった😅
クイズで正解するための技術が少しわかった。 でも、努力で知識を増やしていくのはやっぱりすごい
本庄絆が問読みの『問題』だけでクイズに正解したのは、金儲けのための踏み台だった。
一文字もクイズが読まれる前からボタンを押し正解してしまう対戦相手。彼は何故正解できたのか…。天才なのか?それともヤラセか?クイズのミステリーに引き込まれて行く。これを読んでからちょっと悩む時に"問題!"って頭の中でやってしまう。小説最後の"クイズとは人生である"って考え方すごく共感できたし面白かったな。クイズ番組の裏側を垣間見ることができる一冊。
クイズ王、何故答えられたか? 分析が納得。
え、おもしろい?眠くなった。 クイズに勝つには知識だけじゃないんだなって思ったけど、いまいち
クイズの一問で1冊の本を書くとは。
クイズの勉強にもなりとても面白くて惹き込まれた作品だった。クイズプレイヤー・視聴者側からの視点だけではなく、クイズ制作スタッフ側の作問の駆け引きなども描かれていて、単にクイズの小説というわけでもなく、クイズが人生の選択にも繋がることを学んだ😌クイズ1問をベースに1冊本が書けるなんてスゴすぎる😲
スラムドックミリオネアっぽい
新刊で買って2年ほど積読本、やっと読了。 「問題が1文字も読まれてないのに、クイズに正解することはできるのか?」を、論理的に推理、考察、検証していくという、クイズの正解に辿り着くために必要な過程と要素が詰まった、良くできたミステリーでした。