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ラミラミ2202.10さんの感想、レビュー

数年前の平成の最後から 時間が遡って行く 最後まで読むと又始まりに戻って 確認したくなる短編で繋がっている話 登場人物のメンタルや考え方が 平成の自分と重なり.. 若くて恥ずかしく感じたり.. 懐かしく感じたり.. する話だった 全部の話に出てくる双子のお爺さん がいる空間へ下がって行く 階段の壁の色..これは藍染の色なのか.. 勝色(紺より濃い青)→段々薄くなり.. 甕はかめのぞき色(緑がかった薄い青) ブルー系の綺麗な空間 青山さんの本は "絵本”とか"絵”みたいに感じる 子供に絵本の読み聞かせしていた時 「私の子供の話が書かれているのかな?」 と思うような時があったけれど.. 作者さんの話は 自分のことが書かれているんじゃないか.. と思う時がある 登場人物の黒祖ロイド(作家)のセリフに 「そうだよ あなたに向けて書いたんです」とあるけれど.. 私のために書かれた本なんじゃないかと 勘違いしそうになった 4冊目 どの本も隣近所にいるみたいな人達の話 だけれど..不思議な空間の入り口が 日常のあちこちにあるんじゃないかと思えて 楽しくなる 今回も面白かった

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