怪獣殺人捜査 殲滅特区の静寂
大倉崇裕/緒賀岳志(装画)
二見書房
作品紹介、あらすじ
「怪獣」の度重なる出現に対抗すべく、日本は専門の「怪獣省」を置き、発見・予報・殱滅の撃退プロセスを確立させ世界をリード。怪獣の進行方向や攻撃方法を分析する予報官の岩戸正美は任務中、奇妙な事件に遭遇する。怪獣が現れ混乱をきたす現地で見つかる不審な遺体や行方不明者。-このような怪獣にまつわる事件には必ず、年季の入ったコートをなびかせる中年男が現れる。船村と名乗るこの男は、怪獣に関連した特殊な事件を扱う警察庁特別捜査官だった。岩戸は、船村の半ば強引な要請に応じる形で捜査に巻き込まれていく。
感想やレビュー
怪獣が襲ってくる世界 その為の政府組織がある 内閣のすぐ下に怪獣省..局.. その下に壊滅班..予報班.. 怪獣が襲ってくるので 原発が危険ということで 全廃され全て 風力等のエネルギーに 変わっている世界 1つ目の話 エネルギー風車にめがけて 怪獣が襲撃 1つの町が壊され死者が1人出る (その死者が風力エネルギー庁の元トップ) 怪獣に殺されたのではなく 殺人の疑いで捜査が始まる ・怪獣対策の予報班 岩戸正美 ・警察庁特別捜査室 船村秀治 (実は公安部の調査班) 船村から岩戸へ 殺人事件の捜査協力依頼 車で移動中 運転していた 橋本(岩戸部下)が銃で撃たれ重症 風力エネルギー絡みの 住民とのトラブルで 故意に怪獣を誘引した罪で 風力会社の幹部を逮捕 実は殺人犯は..橋本(岩戸部下) 2つ目 怪獣の細胞を採取する ハンターが怪獣襲来時に殺される グローバルな製薬会社が 薬開発の為ハンターに 細胞採取を依頼 怪獣の予想到達経路が情報漏洩か 製薬会社の幹部一人を 船村調査官が射殺(権限有り) 3つ目 青森の日本遺産指定の山にあるホテルに 日本から殲滅されたはずの 地底怪獣調査で 岩戸予報官が訪れる ・二階堂登 香葉 夫妻 → ホテルの人 ・中佐古 (実は警察関係の人)→ ホテルの人 ・木下 ジャーナリスト→ 宿泊客 殺される (失踪中の怪獣研究科を探している) ・健三 月枝 → 不法投棄会社の構成員 とクラブママ 殺人犯は二階堂夫妻=怪獣研究者 緒方博士と妻の亜矢 人間を怪獣の餌にしていた 絶体絶命のところで 船村刑事が助けに来て再会 怪獣発見から...殲滅する 4つ目 襲来した怪獣の種類を確認する為 怪獣チェイサーと共に 怪獣近くまで行き 尻尾下の色を確認する岩戸予報官 ザムザキラーか ザムザゲラーか 殲滅方法が全く違う 外観の似ている怪獣 尻尾下に光の斑点があり ザムザゲラーと特定..殲滅する ゴジラやウルトラマン の実写怪獣の世界で.. 岩村予報官が怪獣8号の 亜白ミナ隊長.. 船村公安調査官が 必殺仕事人の藤田まこと.. 一話完結で 最後に犯人が捕まる刑事ドラマ.. 頭の中でアニメと実写入り乱れる イメージで話が展開された あまり読まない 怪獣ジャンルだけれど 面白かった