山ちゃんさんの感想、レビュー
山ちゃん
さすが池井戸潤の作品。テレビでドラマ化されたが、小説で読んでも面白い。ハヤブサ地区に移り住んだミステリー作家が謎解きをしていく。凶暴化した新興宗教団体の真実を暴く。
池井戸 潤
集英社
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恋愛小説にしては、結婚について考えさせられる深い作品。婚活で知り合った二人が結婚について悩む。前半は、架が真実の過去を調べていくが、心理描写の解析がくどくて読むのが辛い。後半は真実が失踪して、いろんな経験をして自分を見つめ直す。最後は、二人はお互いを理解し合い結婚となる。いい作品。
辻村深月
堂場瞬一にしては珍しい政治の県知事選挙の作品。現職引退を一度決めた知事と、女性のスキーメダリスト選手との選挙対決を描いた作品。選挙の裏側をいろいろ知ることが出来る。兵庫県知事選と衆議院議員選挙が間近にありタイムリーで面白かった。
堂場 瞬一
日本の難民に対する対応がいかに酷く非人道的なのが良くわかり、問題提起した作品。アメリカなどの難民問題が大統領選挙で良くマスコミで報道されるが、日本の難民支援の実情は余りマスコミも報道していない。日本の難民認定者が他国に比べて少ないのにびっくり。恥ずべ問題。
佐々 涼子
加賀恭一郎の学生時代の頃を描いた作品。後に東野圭吾の作品でいろいろな謎解きをして事件を解決していく加賀刑事。学生時代から鋭い観察眼と推理力があったのがよくわかる。高校時代からの仲良しの学生達の中から犯人探ししていくのも虚しい。友情が壊れていく。
東野 圭吾