ニックネームが設定されていませんさんの感想、レビュー
ニックネームが設定されていません
夢は数々の前兆によって示されるということ ある時期を過ぎると前兆は失われ、姿を表すとこはない 失われないうちに前兆をみ、夢を信じて進むと、回りは不思議と協力的で前進をたすけること 夢を見ることを忘れてはいけない
パウロ・コエーリョ/山川 紘矢
KADOKAWA
Amazonで詳細を見る
2つの世界をパラレルで展開させ、最終的に1つに終着させるというおなじみの展開が見られた。 前作や前々作の長編と少し違うと思ったのは、話にやや抽象度の高さが戻ってきているということ。全作品と押して大枠は読者に解釈の余地を残す語り口は変わってないが、ノルウェイの森以降、具体の場面、展開自体はわたしが日々接する日常の事柄に近くなっておりわかりやすいと感じていた。 それと比較をすると、ノルウェイの森以前の抽象度に少し戻りつつも、わかりづらすぎない以降の良さも感じられバランスよく楽しめた。
村上 春樹
■なぜ成功した? ・三社から中堅=比較的柔軟に機動力のあるメンバーがあつまり、立ち上げチーム、新組織が構成されていたこと ・効率化が各社限界にきており、合併による規模のメリットを追うしかないことで合意していたこと ・本社からの干渉を受けづらい、詳しくは以下 ①社外から代表を招聘したこと ②取締3名は各社から1名づつ選出したこと ③各海外拠点の適用は3社それぞれ強みを持つ会社のものを採用したこと ④本社機能をシンガポールにおいたこと ■所感 国際経済、日本経済に文字通りなくてはならないインフラであるがゆえ、経済的な合理だけではない葛藤を感じることができた。 運ぶだけ、と言われがちだが中にいる人間の誇り、熱気は忘れない、以下に付加価値をつけるか、ついているかはやった人間にしかわからない部分である。
幡野 武彦/松田 琢磨
5人のそれぞれの視点から時系列で描かれ、それぞれの地獄をかかえながらも最後には救いがあるという展開にホッとさせられた。 結局ハッピーエンドがいい
外山 薫