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ラミラミ2202.10さんの感想、レビュー

2005年発行 46歳突然死の椿山課長 人間の死の儀礼的出費(供養やお布施)  →残された人は   死者への敬意と思慕を   目に見える形にかえて   心の整理をする (心から納得するしその通りだと思った 葬式いらないって人いるけれど  死んだ人の為じゃなくて   残った人のためにだから  葬式や墓いらないて人いるけれど  墓とかなかったら..本当に生きていたのかも  わからなくなって..年取って記憶も薄くなり  子供もいなかったら  生まれてきたことさえ  誰も憶えていない人になる  思い出いつまでも  憶えていられると思ったら  大間違いだ)  死んだ後行く あの世とこの世の間  "冥途“ 7日だけ(正確には3日)現世に 別人の体で戻る 老人ホームに入っている お父さんとの会話とか..泣けた こういう誇りみたいなもの持ってる人 前はいたなと思った 息子に先立たれた年老いた親..涙出た 「子供を大切にするというのは  犬や猫みたいに可愛がることじゃあるまい  未来を大切にすることだよ」 「親達子供と猫の区別つかなくなったね  お陰で生意気な子やおませな子が  いなくなった 若者達までが  子供のように幼い」→おじいちゃんの言葉 「蜘蛛の糸てよんだ?  お世話になった先生や  遊んでくれたお兄さん..達の顔忘れることは  血の池に向かって"ぺっ”と唾吐くのと  同じだと思う  だから蜘蛛の糸は僕の手元で  プツンと切れちゃったんだ」           →連ちゃんの言葉            聡くて優しい子 椿山課長や知子さん..ヤクザの親分達.. 短いスパンで見たら可哀想だなと感じる 酷いなとか.. 人生全部を通したら 良いとか悪いとか 損とか得とか 幸せとか不幸せとか そういうことじゃない気がした (目の前で起きたことに対して  何か気づいたり..納得したり  それでいいのかな..) 「生い立ちを嘆いている暇なんかないぞ  人生はおまえの考えているほど長くない」 「泣いたり憎んだりする間に  1歩でも前に進め   立ち止まって振り返る人間は  決して幸せになれないんだ」 →椿山課長から息子へ たまに泣けるとわかっている本も いいなと思った 気持ちが浄化する気がする この作家さんは前回読んだ時も 気持ちがスッキリしたので 又読んでみたくなりました 久々に泣けました 面白かったです  

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