あいさんの感想、レビュー
子どもを産んでから、いろんな発見がある。 子どもほど愛を体現しているものはない。 私自身も、愛おしいという気持ちを知った。 彼氏に対して感じるものじゃない。 無条件に感じる気持ち。 そして、大人のずるさに後ろめたさを感じもする。 作品に登場する『キミ』は、自分と母親は違う人間なんだと理解している。 大人のズルさをしっかり見抜いている。 子どもって本当にいいなぁ。まっすぐで。 大人のズルさは生きていく上で大事なことでもあるんだけどね。 でもそれは、どうせいつか身に付けていくものだもの。 そして、そんな『キミ』との対話のなかで身につけて忘れていたまっすぐさを思い出させてくれる。 本当にいい本だった。 そしていい親子の関係を垣間見ることが出来て楽しかった。