小さないじわるを消すだけで
ダライ・ラマ(14世)/よしもとばなな
幻冬舎
作品紹介、あらすじ
生きにくさや孤独は、手放せる。“ノーベル平和賞受賞の宗教家”と“人々の心を癒し続ける小説家”による、決定的人生論。穏やかな心で良い人生を生きるための希望に満ちた金言集。
感想やレビュー
小さな意地悪…あるある。 なーんかやってしまう、合法で匿名性の高いいじわる。 そんな中でも、ダライ・ラマ14世の師匠は、中国共産党により収容され、強制労働を強いられても、彼らに対する慈悲が持てなくなることに危機感を感じたと述べたという。 自分自身の軸を、自分という我を失わないために、その危機感は必要なことだったんだと思う。 人は楽な方に流れてしまう生き物だから、憎んでしまえば楽なのに、それに立ち向かった師匠、すごすぎます。