変な家
雨穴
飛鳥新社
作品紹介、あらすじ
謎の空間、二重の扉、窓のない子供部屋…この家、何かがおかしい。あなたは、この間取りの「謎」が解けますか?YouTubeで人気の不動産ミステリー。
感想やレビュー
序盤からぐいぐい引き込まれ、中盤までは相当ワクワクしたものの、期待指数が高すぎたのか後半からは若干冷めてしまった感あり。面白かったけど、私は『変な絵』の方が好み。 ただ、会話形式で考察を深めていく形式や間取り図からここまでの話を構築する創造力には感服。
不可解な間取りの家にどのような真相があるのか読者を没入させる展開だった。 しかしその一家に伝わる因習があまりにも突飛で、かつ細かい設定にも疑問視する部分があり、読後のスッキリ感はあまりなかった。
間取りで事件を読み解くなんて新しい!!と思って読んでいたら、まさか古いしきたりが事件の真相だったという…。 サイコパスな家庭、虐待されている家庭の話と思いきや、悲劇的ではあるけれど愛のある家庭でホッとしました。(最初の間取りの家庭は、ですが) 面白くてすぐ読み切ってしまいました。 でも個人的に「真相がしきたりかぁ…」となんとなく肩すかしをくらってしまったので、「変な絵」のほうが好みでした。
気味が悪いと思いながらもサクサク読んでしまう本
よく考えるなーってのが読了しての感想。 途中難しいところあったけど、洗脳ってこわいなー、ありえんだろって思ってしまった。
信仰絡み
変な家 形式としては会話形式で進んで行くので、非常に読みやすい。 1日〜2日 で読み終わった作品である。 はじめは不動産の物件でおかしな点があるが、買うかどうかを迷っているというところから話が始まる。 おかしな点とは、見取り図の中でおかしな空間が見つかる。 そして、そのおかしな空間には、窓がなかったり、子供部屋から隔離されていたり、シャワー室が寝室の目の前にあるなど。 その一家では、人知れず殺人が行われる殺人家だった! 2階にいる殺人者(子ども)が、家に招かれた人を泊まらせるということで、お風呂に入れるタイミングで2階から通路を通って、隠し部屋へ。 そして人を殺し、見つからないように2階へ行き、処理をする。バラバラにする。 2階から、バラバラにした死体を1階へと落としていき、駐車場へと。 そして、その子どもは代々殺人を起こさないといけない家系であり、秘密へと迫っていく。 もっとホラー的な内容だと思っていたが、あんまり、、、って感じの話だったなと。 ☆1、☆2かなと。
まあまあ面白かった。
あまり好みの話ではなかった
家族が読みたいというので、本当に久しぶりにサスペンス小説に手をつけた。 自分が家を買って住むようになったからか、もし今住んでいる家にも実は知らない秘密が隠されているとしたら、という想像が膨らみ見取図を用いた序盤は怖くて仕方なかった。 そのまま、読むのをやめてしまったらこの恐怖感を持ったまま過ごさなければならないと思って、イッキに読んだ。読みやすかった。
ドキュメンタリータッチのミステリー。ミステリーは迷路のようなもので、読みながらゴールへたどり着くための情報を得、右に折れたり左に折れたり、時に隠し扉をくぐってゴール!のようなイメージがあるのだけれど、このミステリーは入口から出口までが直線で、途中で与えられる情報も「このまま真っ直ぐ進んで」といった直接的なもの。読み手が推理するスキが全くなかった感じがする。WEB小説やYouTubeで楽しむならこういうシンプルさが受けるのだろうな。
まーまー
一件の不可解な間取りから、やがてある一家の恐ろしい因縁が明らかになっていく…怖いけど知りたい、一気に読める新しいホラー小説。
なかなか面白い本でした! 映画もどんな感じかみてみます この本は子供も読んでくれたので、嬉しい本になりました