くっくさんの感想、レビュー
一家の父親による家族への無償の愛がもたらした結果が、様々な歪みとなって現れ、父親の考えが明らかになっていく。親が子を思う気持ちに際限はないが、親が身を挺し、心身を削り子の幸福を実現させるために行動したとして、それは子の幸福に繋がるとは限らない。親自身が幸せでいることこそ、子にとっても最大の幸福を感じられる状態なのではないか。
一家の父親による家族への無償の愛がもたらした結果が、様々な歪みとなって現れ、父親の考えが明らかになっていく。親が子を思う気持ちに際限はないが、親が身を挺し、心身を削り子の幸福を実現させるために行動したとして、それは子の幸福に繋がるとは限らない。親自身が幸せでいることこそ、子にとっても最大の幸福を感じられる状態なのではないか。