透明な螺旋
東野 圭吾
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
シリーズ第10弾。今、明かされる「ガリレオの真実」。殺人事件の関係者として、ガリレオの名が浮上。草薙は両親のもとに滞在する湯川学を訪ねる。シリーズ最大の秘密が明かされる衝撃作。
感想やレビュー
ストーリーより湯川先生、、養子だった事実が衝撃的だった。
やっぱ、面白い。 読むのが止まらなくなる
大きなどんでん返しとかトリックがあるわけではないのですが、続きが気になってサクサク読めました。 やっぱり東野圭吾さんの作品は面白いです。 なんとなく「希望の糸」と似た題材だなぁと感じました。 自分の孫と思い、そのDV彼氏を殺してしまう銀座のママの話なのですが、実は本当の孫じゃなかったという最後が悲しすぎて…
ネタバレを読む
切なかった。自分が捨てた子の娘をDV被害から守るため、殺したんだけど、心の隅では孫じゃないと疑いながら、殺人を犯したママ。一気読みした。面白かった!
子捨てから始まり、気持ちがどよ~ん
若いころに子供を預けた女性が、銀座のママになり、いつしか孫娘の存在をしった。その孫を守ろうとDVをしている彼氏を殺害したが、実は本当の孫ではなかった。 湯川の本当の母親もからんできて、いろんな人、過去、内容が盛りだくさんで、東野ぽくない。
なかなか面白い作品。ガリレオ湯川先生の過去も明かされていく。犯人と草薙刑事、湯川先生の関係が上手く繋がっている筋書き作りが、さすが東野圭吾の凄いところ。二人の男の友情に感激する。どんどんストーリーに引き込まれていく。
読み終わってもちっとも明るい気分にはならないけれど読んで良かった本。