えれりーなさんの感想、レビュー
「わたしはもう二度とあのような気持ちを味わいたくないのだ。しかし、一度もあのような気持ちを味わわなかったならば、わたしは自分を不幸だと思ったにちがいない。」 私自身も昨年、まるで自分が世界から見放され1人孤独の中に置き去りにされたような、これからの未来に光が差し込む出来事を何一つイメージできなくなったかのような、そういう経験をした。もう二度とあんな気持ちを味わいたくないけど、それを味わったことが私の人間としての奥行きを何倍も広げ、自分との向き合い方を真剣に考えるきっかけをくれたと思っていたからこそ、この台詞はとても刺さった。