嫌な女
桂望実
光文社
作品紹介、あらすじ
初対面の相手でも、たちまちするりとその懐に入ってしまう。小谷夏子は男をその気にさせる天才だ。彼女との未来を夢見た男は、いつの間にか自らお金を出してしまうのだ。そんな生来の詐欺師を遠縁に持つ弁護士・石田徹子は、夏子がトラブルを起こすたび、解決に引っぱり出されるのだが…。対照的な二人の女性の人生を鮮やかに描き出し、豊かな感動をよぶ傑作長編。
感想やレビュー
徹子の考え方、深い。 自分がこれからどんなふうに歳をとっていこうか、どう他人と関わっていこうかについて考えた。