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ハサミ男

ハサミ男

殊能 将之

講談社

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作品紹介、あらすじ

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。

感想やレビュー

図書館で借りた本📕 500ページを越える長編もの。どんでん返し物に選ばれている事が多く是非読んでみたい作品だった。 二人の女子学生が首にハサミを刺され殺害された事件の犯人が三人目をまさに殺害しようとしていたら先に殺害されていて、被害者の発見者となる。この「わたし」たる犯人の視点から書かれている作品で、とても頭の切れる犯人ともう一人。警察では所轄の刑事と犯罪心理分析管のなんともコミカルでいて真髄をつく捜査。この「わたし」と刑事たちのやりとりが表の行動と実は裏でこう動いていたというストーリー展開が、読みやすくどんどん引き込まれていった。 ラストでは意味が分からず「どういう事?」となり、何度も前のページを読み返し確認し、謎解き最後は見事なものだった。 人にお勧めできる一冊!

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再読の一冊。 結末を知っているのに続きが気になる、知っているからこそ細部に驚く、といった楽しみ方をしていたら、500ページがあっという間に終わっていました。 帯に『古典にして、大傑作!』と書いてありますが、まさにその通りの名作です。

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猟奇殺人犯「ハサミ男」が3番目の標的を定め、入念に準備をしていたのだが・・・ 約500ページくらいの文量ですが、面白すぎて一気読みでした! チョキ、チョキ、チョキと再読必修の1冊です(・(ェ)・)

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