さごちさんの感想、レビュー
さごち
主人公のこともそうですが,一番魅力的だったのは本たち! ちょこちょこっと出てくる本が懐かしいなぁ~と思いました。
櫻井 とりお
河出書房新社
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売れないフランス料理人は狩りに出た先で遭難してしまった。 そこで助けてくれた男は人と離れひっそりと暮らす狩人だった。 最近よく聞く害獣問題。 食べるということ。 動物たちと共生していくこと。 この話は考えさせられます。 前半部分の主人公の苦悩 がとてもリアルでした。 後半はとてもハラハラさせられて 手に汗握る展開が良かったです。 生きること死ぬこと。 この話は映し出してくれました。
近藤 史恵
日常で簡単に使ってしまう言葉も本当は意味が違うというのに驚きました。 言葉の深さを感じました。 中毒性があります。
塩田丸男
なかなか深いです。 それぞれの視点があるお話ですね。 住野よるさんらしい心情のもどかしさとか難しさとか淡々と表現されているのが印象的でした。 今を生きる若者の苦労が垣間見える作品です。 少し長いですがじっくり読んであじわって欲しいです。
住野よる
それぞれ違って視点も変わるので飽きません! 根本に青春があるけどそれぞれの生きづらさみたいなものを楽天的に書いてあって気軽に読めます。 ぜひ読むときにはエピローグとプロローグに注目して欲しいです。 少し軽そうなのに重い人の内面が曝け出されています。 おすすめです!
住野 よる