みかんとひよどり
近藤 史恵
KADOKAWA
作品紹介、あらすじ
はじめたばかりの猟で遭難してしまった潮田亮二、35歳。相棒の猟犬と途方に暮れていたところ、無愛想な猟師・大高に助けられる。かねてからジビエ料理を出したいと考えていた潮田は、大高の仕留めた獲物を店で出せるよう交渉する。しかし、あっさり断られてしまいー。夢を諦め、ひっそりと生きる猟師。自由奔放でジビエへの愛情を持つオーナー。謎の趣味を持つ敏腕サービス係。ふつうと少し違うけど自分に正直な人たちの中で、潮田は一歩ずつ変わっていく。人生のゆるやかな変化を、きめ細やかに描く、大人の成長物語。
感想やレビュー
売れないフランス料理人は狩りに出た先で遭難してしまった。 そこで助けてくれた男は人と離れひっそりと暮らす狩人だった。 最近よく聞く害獣問題。 食べるということ。 動物たちと共生していくこと。 この話は考えさせられます。 前半部分の主人公の苦悩 がとてもリアルでした。 後半はとてもハラハラさせられて 手に汗握る展開が良かったです。 生きること死ぬこと。 この話は映し出してくれました。
1
◎