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すだれさんの感想、レビュー

物語の面白さはあるものの、どことなくぎこちない印象も残った前作『孤狼の血』。その続編にあたる今作だが、これはもう文句無しの傑作。 無駄のないストーリーテリングと言い、魅力的な登場人物と言い、一分の隙もない仕上がり。 何より、男も惚れる極道、国光の存在感が凄まじい。ヤクザの世界を描きながら、あまりどぎつい暴力描写がないのもこの作者の美点である。

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