さんの感想、レビュー
表紙の人物絵がめっちゃスクルージ!これぞスクルージ! 以前に読んだ小説『クリスマス・キャロル』が視覚的に楽しめましたが、絵本にするにあたって構成には限界があったようで端折り感は否めませんでした。「こんな簡単に変われたら人は苦労せんわな…」という感想になってしまいそうなところですが、スクルージは変わったのではなく元々の優しく陽気なスクルージに戻ったのだと、先に小説を読んでいた故に思います。この世の中、変わりたいと願う人は数多いると思いますが、元に戻りたいと願う人も実は数多くいるのかもしれません。