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クリスマス・キャロル

クリスマス・キャロル

チャールズ・ディケンズ/ブレット・ヘルキスト

光村教育図書

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作品紹介、あらすじ

その日、よりにもよって一年の中でいちばんすてきなクリスマス・イブに、スクルージは事務所で仕事をしていた。そこへ、おいのフレッドがやってきた。「クリスマスおめでとう、おじさん!」「ふん、ばかばかしい」スクルージは、やさしい心のかけらもない、がんこな老人だった。「わたしの好きなようにできるなら、『クリスマスおめでとう』などと言ってまわるような愚か者は、グツグツにこんで、ヒイラギの枝をブスリとさして、土の下にうめてやるところだ!」ところがその夜から、スクルージの前に、三人の幽霊があらわれてー小学生のうちに読みたい名作。

感想やレビュー

表紙の人物絵がめっちゃスクルージ!これぞスクルージ! 以前に読んだ小説『クリスマス・キャロル』が視覚的に楽しめましたが、絵本にするにあたって構成には限界があったようで端折り感は否めませんでした。「こんな簡単に変われたら人は苦労せんわな…」という感想になってしまいそうなところですが、スクルージは変わったのではなく元々の優しく陽気なスクルージに戻ったのだと、先に小説を読んでいた故に思います。この世の中、変わりたいと願う人は数多いると思いますが、元に戻りたいと願う人も実は数多くいるのかもしれません。

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