Saharaさんの感想、レビュー
図書館本読了後に続けて自前の文庫本を読む。どんだけ好きなのか。 あちこちにヒントめいた記述はあるが、最終的な解釈は読者に委ねられているようで、謎解きの類いはない。二度目くらいまでは不可解な雰囲気を楽しめば良いのだろうと考えて、辻褄合わせてのような読み方をしなかったためか、読む度に前回は気づかなかったことが見えてくる。 今回は「ただ一度きりの朝」を「ただ一度きりのの生」と読み替えてみたらどうなるか、と考えてみた。大橋くんは所謂「信頼できない語り手」で実はもう亡くなっているという読み方はどうだろうか。
ネタバレを読む