「手紙屋」蛍雪篇 〜私の受験勉強を変えた十通の手紙〜 (喜多川 泰シリーズ)
喜多川 泰
ディスカヴァー・トゥエンティワン
作品紹介、あらすじ
何のために勉強するんだろう?何のために大学に行くんだろう?進路に悩む女子高生、和花が「手紙屋」から学んだ、勉強の本当の意味とその面白さ。ベストセラー『君と会えたから…』『手紙屋』の著者が贈る渾身のメッセージ。
感想やレビュー
『運転者』から続けて読んだ。 勉強は一つの道具である。 何の目的のためにそれを使おうとしているのか。 この課題について十通の手紙のやりとりのなかで順序立てて解説してくれている。『運転者』同様、素直な気持ちで読めば、すっと心に響いてくる。 私達は、 この社会を構成する一員であり、 綿々と続く歴史の一登場人物でもある。 どの場面で切り取っても、1人きりで生きているわけではない。 社会の構成員として、世の中にどう貢献するのか、また、歴史の一登場人物として、次の世代に何を引き継ぐのか、我々の生きる意味はそこにあるらしい。 何だかあまりにも責任が重く感じるが、本書ではそれを、高校生がなぜ勉強しなければならないか、という視点から解説している。 手元に置いて何度も読み返したい本だ。
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子どもに読ませたい。勉強の目的について書かれた本。
自分がもっと若い頃に読んでいれば人生変わっていたかもしれない。 勉強嫌いで進路に悩む若者達には勿論お勧めだが、親や教育者にとっても子への助言の参考になる良書。 また、年代問わずあらゆる人に新たな気付きを与えてくれる。