chiiiさんの感想、レビュー
chiii
私の限界をこえていく主人公たちがかっこよかった。 旅をしたくなった。 便利な携帯や道具に囲まれる生活は何もないよりかえって自由ではないということにすごく納得した。 そういう時間、瞬間を大切にしていきたい。
小川糸
幻冬舎
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瀬尾さんの本は本当に心に優しい。そして淡々と繰り広げられるふたりの会話は前に読んだ「ぼくらのごはんは明日で待ってる」のふたりに似ていて、くすっとしてしまう。登場人物がすき。これは本を読むときに大切なことだなぁって最近思う。夜明けに読み終えたのもなんか嬉しい。
瀬尾 まいこ
装丁に惹かれた。町田そのこさんの本にハマっていたけど珍しくあまり惹きつけられなかった。 たくさんの言葉の中でかえさんの言葉が残った。 大事なひとが笑っている、それだけでいい。近くにいるとか、触れていられるとか、望み過ぎだと思えばいい。豊かな時間を過ごしたなら、幸福を共有したのなら、それだけで奇跡なの。その時間に縋れば、もっともっとと望めば、その瞬間の輝きすらもくすんでしまう。だから、その時間を芯として生きるの。そうするとね、強くなれる。 芯はね、自分の力で集めて作るものよ。思い出や、自信。 まっすぐに生きてきたひとは、いつか愛される。まっすぐに誰かを求めたひとは、いつかまっすぐに求められる。背中を、追ってくれるひとが現れる。
町田そのこ
ほんとうに、瀬尾さんの本は一気に読めてしまう。 でも、なんだかな、ほう、っていうかんじのわくわくした気持ちを上回らない「おにいさん」の正体だったな。テーマもほんわーり。
瀬尾まいこ
本を中心にした連続短編小説。小説家はもちろん、書店員さん、編集者さん、装丁デザインさん、読者さんなどなど本の世界ってなんかいいなぁって思う。温かいお話。
森沢 明夫