chiiiさんの感想、レビュー
chiii
号泣。松明の火。エリンの一生を読めてよかった。 外伝も読みたい。
上橋 菜穂子/武本 糸会
講談社
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くすっと笑えた☺それぞれの家族、これからつくる家族、あったかい☺
チリツモル
瀬尾さんの本に出てくる登場人物のリズミカルな会話が気持ちいい。そして、あたたかい。世の中の厳しさも知りつつ、あたたかさ明るさを信じて描かれているところがすごくすてきだとおもう。
瀬尾まいこ
怖い本だった。お金って怖い、と思った。それにまつわる人の怖さ、ぶるぶる。
原田 ひ香
「ものすごーく好きになれる相手って、実はあんまりいないもんだよね。出会いなんていくらでもある、と言うひともいるけど、すごく気の合う相手も好きになれる相手も限られてる。ほんとうに一生に一度、現れるかどうかだよ。」 友達も恋人もそうだと思った。 「家族って会社みたいなもの。会社って、ひとつのもくてきのために、いろんな人が集まるでしょ。みんなでそのひとつの目的を達成するために、力を合わせるでしょ。血がつながってたってさ、他人だよ。親子になるのだって、きょうだいになるんだって、偶然だよ。面接や試験で集まった人間の集合体と、たいして変わんないよ。気が合わないやつも、虫が好かないやつもいっぱいいるけど、協力しなきゃいけない。仕事だからさ。目的はそりゃ、『生きていく』ことだよ。生きていくって、言うほど簡単なことじゃないよ。ただ息をして、食事をして寝て、働いて、ただそれだけやり通すのはおおごとなんだから。生きていくのは大事業だよ。その事業が継続できるならさ、どんな編成だっていいんだよ。お母さんが3人いたって、夫婦ふたりだけだって、子どもが二十人いたって、全員に血の繋がりがなくなって、うまくいってるんならいいと思うんだよ。もちろん、ひとりだってさ。」 「お父さんは退社した。わたしは独立した。でももとの会社もつながっている。新たな会社は慣れないことばかりで大変だし、新規採用はまだまだ教えることがたくさん。たしかに、生きていくのは大ごとかもしれない!力を合わせないとね。」 「ひとがひとりいなくなりということは、ひとつの物語が消滅するということだ。」→こういう表現が寺地さんぽくていいな、と思う。
寺地 はるな