まきまきちゃんさんの感想、レビュー
まきまきちゃん
温かいスープのようなぬくもりとノスタルジックな空気感に包まれた優しい物語。 忙しない日常から静かでゆったりとした世界に連れ出してくれる一冊だった。 「それだけあれば他に何もいらないくらいおいしい」スープ…食べたいな〰️。
吉田篤弘
中央公論新社
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表紙のイメージに違わずコメディ色濃いめのミステリ。 ここまで攻めた番組はあまりに非現実的で苦笑するも、うまく纏まった構成には感心。若干の消化不良は否めないが、生放送という設定がよりハラハラ感を増幅し最後まで楽しめた。映像化したら面白そう。
森 バジル
美味しくて心身温まるお仕事小説。 『キッチン常夜灯』のような店の常連になることに憧れる。笑 洋食チェーンで働く人達の想像を絶する過酷な労働環境に驚愕するも、つぐみの仕事に対する向き合い方にはいたく共感した。私も頑張ろう。
長月 天音
悪夢シリーズ制覇もいよいよ目前。このシリーズは面白く、どの作品も読み始めたとたん頁を繰る手が止まらないが、今作のラストは消化不良で心中モヤモヤ。裏切り裏切られ…のどんでん返しで著者お得意のドタバタ劇であることは間違いないのだが。次作の水族館に期待。
木下半太
爽やかな読後感。学生時代にバンドを組んだ男女4人各々の青春と成長を描く。作品から沸き出る独特の空気感、文体のリズムが心地よく、合間の会話も面白いのでスルスル読めてしまう。 歌をうたう人の心理や歌そのものの描写が唯一無二、著者ならではの表現だなぁと感じた。
小野寺史宜