それからはスープのことばかり考えて暮らした
吉田篤弘
中央公論新社
作品紹介、あらすじ
路面電車が走る町に越して来た青年が出会う人々。商店街のはずれのサンドイッチ店「トロワ」の店主と息子。アパートの屋根裏に住むマダム。隣町の映画館「月舟シネマ」のポップコーン売り。銀幕の女優に恋をした青年は時をこえてひとりの女性とめぐり会うー。いくつもの人生がとけあった「名前のないスープ」をめぐる、ささやかであたたかい物語。
感想やレビュー
温かいスープのようなぬくもりとノスタルジックな空気感に包まれた優しい物語。 忙しない日常から静かでゆったりとした世界に連れ出してくれる一冊だった。 「それだけあれば他に何もいらないくらいおいしい」スープ…食べたいな〰️。