無人島のふたり
山本 文緒
新潮社
作品紹介、あらすじ
ある日突然がんと診断され、夫とふたり、無人島に流されてしまったかのような日々が始まった。お別れの言葉は、言っても言っても言い足りないー。余命宣告を受け、それでも書くことを手放さなかった作家が、最期まで綴った日記。
感想やレビュー
山本文緒さんの静なる余命を感じました。患者側の視点、とてもリアルでした。いずれ来るデッドエンドを外側から覗いていたような感覚です。日々大事にして生きていきたい。
凄い 良く書きました
ガンで死んでいくことのリアル
終末期 緩和ケア 患者自身のいろんな思い
山本文緒さんの最後の本。膵臓がんステージ4と診断されてから亡くなるまでの日記。
自分の病気について正直に書いてある。作家の書きたい気持ち、欲の強さを感じた。
ネタバレを読む
悲しい
文緒さんの日記が好きだった。中学生の時、人生で一番最初に好きになった作家さんも文緒さんだった。 もう新たな作品は読めないのかと思うと悲しいし、いつかは人の命はなくなるということを改めて考えて、悲しいけれど、でもやっぱり文緒さんの文章が好きだ。