ゔぃねさんの感想、レビュー
ゔぃね
大阪を舞台に冷酷極まりない怪人蠅男と死闘を繰り広げる青年探偵帆村荘六。 謎の死体、蠅男との死闘など昔の作品なのにとてもワクワクして読めた。 小学生くらいの時に読んでたらきっと今以上に楽しめたのかなと感じた。
海野十三
サブタイトルの、霊媒探偵城塚翡翠が最大のネタバレになってるのではと真っ先に思った。 というかこのサブタイトルのせいで、なんとなく主人公が黒幕というオチに2章辺りで気づいてしまった。 終盤の翡翠が霊媒ではないという場面は少し驚きがあったが、どうやって事件を解決してきたか語るシーンは長すぎだと感じた。 この手の小説はネタバレを見ると面白くないが、SNSで誰も主人公の男性に触れてないのもある意味ネタバレになってたので、楽しみたいならSNSは見てはいけない。
相沢 沙呼
亡くなった大物ミステリー作家の隠し子である主人公が、父の遺稿を探すというあまり見ない設定のミステリー作品。 読み終わると作品に隠された仕掛けに思わず唸らされた。 この作品をSNSなどで検索すると、「電子書籍化不可能」とたまに見るが、鋭い人なら読んでいる途中でこの言葉の意味に気づくと思うので、是非とも事前知識なしで読んで欲しい。 面白かったが、帯にある予測不可能な衝撃のラストという謳い文句は少し大袈裟な気がした。
杉井 光