300万光年離れた星からの何か意図のあるメッセージが届いた事実を知った主人公がその星に思いを馳せる。
周りの誰かとその事を共感したいが思ったほど興味を持つ人がいない。そんな中で唯一可能性がある天文学者を母に持つ明らかに変わっている昴先輩を見つける
どうにか昴先輩と仲良くなりたい主人公の描写が目に見えないもの、理解できないものを知りたいという知的好奇心が若さとともに書かれている。
また、別の目線で長期間悩まされ続けた謎がいつ来るか分からない宇宙人の侵略を予知している、という未来への不安という形で書かれている。
解明されていない謎に夢を膨らませる面と、分からないからこその不安な面の両面から描かれている。
ロマンを持ちつつもその根拠を論文やデータで裏付ける事で本当に可能性があるのではと思わせてくれる