よたろーさんの感想、レビュー
39年前のジャカルタ帯同妻による紀行文。 前半はジャカルタ生活よもやま話。主に使用人達、隣人、子の学校等のエピソード。今と比較出来るのが面白い。 苦労していたのは、手指の清潔の徹底。我が家にはメイドさんがいないので、現在はどうなのだろう。 買い物は主にパサールだったが、特に食べ物に関する不便さは言及なし。日本もまだまだ不便で、手作りの時代だったのか? メイドさんと夢中でおはぎを作るエピソード微笑ましい。 そのメイドさん達はバンドンから連れて来られた女性達だったが、インドネシア語が全く通じない。これまた、今と比べてどうなのだろう? 後半は、ニューギニア、スラヴェシ、スマトラの旅行記。インドネシアの予備知識無しにこの国にやってきた私も、何もかも目新しいので、メモしたり、ググりながら読むことにより、もや〜とまたインドネシアを知る機会となった。 このタイトルの元となった徳川義親『じゃがたら紀行』も読んでみたい。 ジャカルタ生活史部分をもう少し沢山読みたかったな。
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