傀儡
坂東眞砂子
集英社
作品紹介、あらすじ
鎌倉時代、自らの顔の肉を削ぎ、北条氏への呪いの言葉を残して、山中に消えていった武者がいた。九年後、関本宿近くの墓場を通り過ぎた傀儡女は、暗い穴のような瞳を持つ瀕死の女と出会う。傀儡女と一夜を過ごす、鶴岡公暁と名乗る武者。瀕死の女を救った、藍色の目の僧。鎌倉に、そして日本にかけられた「死の呪い」を解く、歴史長篇小説。
感想やレビュー
性に対する奔放さというのか、今とは全く違った価値観が面白かった。ただ中盤からいきなり心霊的なものが出始めて呆気なく終わった感じ。なんか、えっ、ってなって終わった。