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十三夜

十三夜

樋口一葉/藤沢周

河出書房新社

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作品紹介、あらすじ

夫の仕打ちに耐えかねて離婚を決意しながら実家へ帰ったお関。しかし涙ながらの両親の説得をうけて夫の許へ帰ることに。帰途の車をひくのはなんとかつて思いをよせていた男だった。旧暦十三夜の月あかりを背景に運命の残酷に耐える人々の深い哀しみに迫る「十三夜」、一葉きっての暗黒小説「やみ夜」、不遇な少年と女の美しい関係を描く「わかれ道」-絶妙なストーリー・テーリングで人間の心の暗闇をあばく名作三篇を収録。

感想やレビュー

樋口一葉の生きた時代の庶民の日常が、 儚くも生き生きと描かれている。 自分の生きた時代がどれだけ恵まれた時代なのかをしみじみ感じる。 三話あるけどどれも終わり方が切なく、 その後が気になる。主人達がどうか幸せでいて欲しい願うばかり。

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